プロテインの成分を徹底解説!たんぱく質の種類ごとの違いや1日の推奨量も紹介

プロテインとして販売されている商品は豊富にありますが、商品ごとにたんぱく質の種類や含まれている成分は異なります。

目的にあった商品選びの参考にもなるため、たんぱく質の種類別の特徴を理解したうえで、ほかに含まれている成分にも注目してみましょう。

この記事では、プロテインの主成分であるたんぱく質の基本的な知識や、種類ごとの特徴について解説します。

また、たんぱく質の目安となる摂取量や、プロテインに含まれるほかの成分についても触れながら説明するので、ぜひご一読下さい。

プロテインの主成分は「たんぱく質」である

プロテイン(protein)は日本語で「たんぱく質」を意味し、市販されているプロテインの主な成分は名前のとおりたんぱく質です。

たんぱく質は、多数の「アミノ酸」という有機化合物で構成されており、筋肉・皮膚・骨・臓器・毛髪など、カラダを構成する要素として重要な役割を持つ栄養素です。

また、たんぱく質は炭水化物(糖質)・脂質とともに三大栄養素のひとつとしても知られており、栄養素のなかでも特にカラダを動かすためのエネルギー源となります。

たんぱく質を多く含む主な食材には、肉(ささみ・鴨肉・鶏むね肉など)、魚(くろまぐろ・カツオなど)、卵、大豆製品、乳製品などがあります。

プロテインのたんぱく質には3つの種類がある

プロテインに含まれるたんぱく質には、原材料の違いによって、一般的なものでは「ホエイ」「カゼイン」「ソイ」の3つの種類があります。

それぞれの特徴について解説します。

ホエイプロテイン

「乳清」とも呼ばれるホエイは、牛乳に含まれるたんぱく質の一種です。

ヨーグルトを作るときに出る液体(ホエイ・乳清)から抽出され、たんぱく質のほかビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれています。

ホエイプロテインは、水に溶けやすい性質を持つため、割りものと混ぜたときに比較的ダマになりにくく、消化吸収も速やかであることが特徴です。

カゼインプロテイン

カゼインも牛乳に含まれているたんぱく質の一種で、牛乳からホエイ(乳清)と脂肪分を除いて作られます。

ホエイとは異なり不溶性で固まりやすい性質を持ち、吸収されるまでの時間が長いところが特徴です。消化吸収のスピードが緩やかであるためカラダへのたんぱく質の供給が長く続き、比較的腹持ちがいいとされています。

ソイプロテイン

ソイプロテインは、大豆に含まれるたんぱく質のみを抽出して作られており、ホエイ・カゼイン・ソイと3つの種類のなかで唯一の植物性たんぱく質です。

カゼインプロテインと同様に、消化吸収のスピードは比較的緩やかであるため、長時間満腹感が持続しやすいところが特徴です。

また、ソイプロテインは水に溶けにくい性質のため、飲むときに粉っぽくなり飲みにくさを感じる場合があります。

1日に必要なたんぱく質の摂取量とは

プロテインを飲むことによってたんぱく質を過剰摂取してしまうと、内臓に負担がかかったり過剰分が脂肪として蓄えられたりする恐れがあるため、推奨量を把握して取り入れることが大切です。

1日に必要なたんぱく質の摂取量の目安は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版) (※)」に記載されています。

必要なたんぱく質量は、運動習慣の有無や運動レベルによっても異なることが前提となりますが、多くの人が必要量を満たすとされる1日あたりの「推奨量」は、18~64歳の男性は65g、18歳以上の女性は50gとなっています。

また、1日に摂取するエネルギーのうち、たんぱく質の割合の目安は、18~49歳で13~20%、50~64歳だと14~20%、65歳以上では15~20%です。

なお「FUJIMI パーソナライズプロテイン」は、1回分が1袋の個包装になっており、1回分に約20gのたんぱく質が含まれています。

(※) 出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」

プロテインにはたんぱく質以外の成分も含まれている

プロテインにはたんぱく質以外にもさまざまな成分が含まれており、その成分は商品によって異なります。

比較的プロテインに含まれていることが多い成分には、ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンDなどの各種ビタミン、鉄・カルシウムなどがあります。

プロテイン以外に摂りたい成分があれば、プロテインを選ぶ際にその成分が含まれているか確認すると良いでしょう。

プロテインは日々の食事で足りない成分を補うために活用しよう

プロテインにはさまざまな成分が含まれていますが、プロテインだけですべての栄養を補おうとするのは望ましくありません。プロテインはあくまでも食事だけでは足りない栄養素を補うものであることを前提とし、食事の補助として上手に取り入れましょう。

商品によってたんぱく質の含有量は異なるため、食事だけでは不足するたんぱく質の量を計算して、摂取したい量をもとにプロテインを選ぶのも選択肢のひとつです。

食事前にプロテインを飲む場合には、「いつも食べすぎてしまう」などダイエット目的での活用はいいですが、そうでない場合はプロテインを飲むことで満腹になり、食事が摂れないという状況にならないように注意が必要です。

また、ホエイプロテインとソイプロテインの2種類を含む商品といった、異なる種類のたんぱく質を配合した商品も販売されています。同時に複数の種類のたんぱく質を摂取したい場合は、こうした商品を選ぶのもおすすめです。

まとめ

プロテインの主成分はたんぱく質であり、プロテインに含まれるたんぱく質にはホエイ、カゼイン、ソイの3つの種類があります。

商品によってたんぱく質の種類や含有量、ほかに含まれる成分は異なるため、それぞれの特徴を理解して目的にあう商品を選びましょう。

また1日に必要なたんぱく質量は性別や年齢、運動の有無によって異なるため、自分における推奨量を把握し、普段の食事では足りない分を補うためにプロテインを活用して下さい。

「FUJIMI パーソナライズプロテイン」には、ホエイプロテイン、ソイプロテインの2種類が含まれており、1回あたりに摂取できるたんぱく質量は約20gとなっており、毎日のたんぱく質補給にぴったりです。

たんぱく質は筋肉のイメージが強いかもしれませんが、髪や皮膚、爪などをつくるためにも欠かせない成分です。一回の食事で摂りきれなかったたんぱく質量は、FUJIMIパーソナライズプロテインをうまく使って補うのがおすすめです。

また、たっぷりのたんぱく質だけでなく、独自のカラダ分析から導き出したご自身のライフスタイルや理想のカラダにぴったりな成分を配合し、一人ひとりに合ったプロテインをご提案するので、迷わずあなたに合ったプロテインを選ぶことができます。

ストロベリー・抹茶・ミルクティー・ダブルカカオの4つの味をご用意しており、どれもすっきりした甘さに仕上がっているため、早朝や食後など、シーンを問わず飲みやすいところも魅力です。

1回分が個包装になっているためたんぱく質量の計算をしやすく、いつでもどこでもご自身のライフスタイルに合った使い方ができるので続けやすくなっています。

ぜひこの機会に、日常生活や食生活に関する約20項目のカラダ分析にお答えいただき、自分にぴったりのプロテインをチェックしてみて下さい。

【監修者】

北嶋佳奈

大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。

2019年に株式会社Sunny and設立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。

所有資格:管理栄養士