普段からフェイスマスクを何気なく使っているが、どれくらいの時間をおいたらよいか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。たっぷり時間を使った方がよいと考えがちですが、そうではありません。
一般的なシートタイプの顔パックの適正な使用時間の目安は、10~15分以内です。また、パックにはシートマスク以外にもさまざまな種類があります。パックの種類によって目的や使い方、使用時間も変わるので、それぞれの商品の説明文に従って使用することが大切です。
本記事では、顔パックの種類や正しい使い方、パック後のスキンケアや注意点などを解説しています。顔パックで肌の悩み改善したい方、肌の状態を維持したい方は、本記事を参考にして下さい。
顔パックの目的は?
顔パックには種類があり、それぞれの商品によって目的が異なります。一般的な顔パックは、保湿や美容成分を補うためのものが多くなっています。そのほかに、老廃物や角質のケアを目的とした顔パックもあります。
顔パックを選ぶ際には、まずどのような目的でスキンケアに顔パックを取り入れたいかを考えてみるとよいでしょう。
また顔パックは大きく分けると、毎日使えるデイリー使いを目的としたものと、週に1~2回ほどを目安に使うスペシャルケア用のものの2つのタイプが主流となっています。
スペシャルケア用の顔パックを毎日使うと、有効成分の過剰摂取となり、肌に負担を与えてしまう可能性があります。デイリー使いの顔パックが欲しいのか、それともスペシャルケアのための顔パックが欲しいのかについても考え、それから具体的な商品選びをするのがおすすめです。
顔パックの種類は?使い方・目的・時間・頻度を紹介
顔パックにはさまざまな種類があり、使う時間や頻度が異なります。
顔パックの主な種類は、以下の5つです。特徴や目的、時間や頻度をまとめたので使用の際の参考にして下さい。
種類 |
特徴・目的 |
時間 |
頻度 |
シートマスク |
・一般的な顔パック ・美容成分や保湿成分を補う |
10~15分 |
毎日または週に1~2回 |
ピールオフパック |
・シート状またはペースト状 ・毛穴の汚れや古い角質を取り除く |
15~20分 |
週に1~2回 |
洗い流すパック |
・クレイやクリーム状 ・保湿目的タイプ・毛穴の汚れなどを洗い流すタイプがある |
3~5分 または 15~20分 |
週に1~2回 |
モデリングマスク |
・粉末を練って作る ・乾燥するとゴム状になる ・肌の汚れの除去と保湿ができる |
15~20分 |
スペシャルな日に |
スリーピングマスク |
・ジェルやクリーム状 ・剥がす必要はない ・乾燥予防、美容成分を補う |
- |
毎日でもOK |
どの顔パックもおおむね10〜20分程度の時間が必要となっています。顔パックをする時間がないという方には、スリーピングマスクがおすすめです。剥がす必要がないので、スキンケアの時間を長引かせずにすみます。
また、朝用の顔パックには、時短を目的としたものもあります。どのようなスキンケアを行いたいか、目指したい肌の状態や顔パックの目的で選ぶのがいいでしょう。
なお、表に記載している時間や頻度は、あくまで目安です。各商品の説明文をよく読み、それにしたがって使用しましょう。
顔パックをつける時間は長ければ長いほどいい?
顔パックは、つける時間が長いほど効果が大きくなると考えがちです。しかし、それぞれの顔パックには適切な時間があり、長すぎても短すぎても十分な効果を得られません。
例えば、保湿目的で使用するシートマスクは、長時間肌にのせたままでいると、シートが乾燥し、本来の目的とは逆に肌の水分が奪われてしまいます。
同じ種類のパックでも、メーカーによって使用時間が異なる場合があります。十分な効果を得るために、必ず使い方を確認して正しい使い方をしましょう。
顔パックの際のスキンケア
スキンケアには順序があります。毎日行っているスキンケアのなかで、顔パックはどこに組み込むべきなのかを、種類が豊富で気軽に使えるシートマスクを例に解説します。
- 洗顔
- ローション
- 顔パック
- 美容液
- エマルジョン・クリーム
スキンケアの基本的な順序の考え方は、「水分が多いアイテム→油分が多いアイテム」です。水分を肌に補給し、後から油分で水分が蒸発しないようフタをしていくイメージです。
油分の多いパックを使用する場合には、美容液を顔パックより先につけるか、美容液とパックを置き換えるといいでしょう。
パックの説明文も必ずチェックし、順序が指定されている場合にはそれに従って下さい。
顔パックを使う際の注意点
顔パックを効果的に使用する際には、以下のような注意点があります。
- 肌トラブルがある場合にはパックを控える
- パック後の肌はそのままにせず、必ず保湿ケアを行う
- 入浴中にパックをしない
日に焼けて火照りがある場合や顔を剃ったあと、ニキビや炎症などのトラブルがある場合には、肌が敏感になっているのでパックの使用は控えた方がいいでしょう。
また、パックの後には保湿ケアを行いましょう。そのままでは、せっかく肌に補給された水分や美容成分が蒸発してしまいます。
入浴中にパックをしても、汗で美容成分が流れてしまったり、発汗を阻害してしまったりする可能性があります。お風呂での使用が想定されていない顔パックは、入浴中には使用しないようにしましょう。
顔パックを使うときのポイント
無駄なく顔パックを使用するには、ポイントを押さえた使い方をするのが重要です。今回紹介するポイントは以下の4つです。
- スキンケアの順番を守り、ローションをつけてから使用する
- シートタイプの顔パックは力を入れずにふわりとのせる
- 鼻から目の周り、口の順でのせるとフィットしやすい
- 残った美容液は手や首に使用する
顔パックだけをしていればスキンケアが完璧になるわけではありません。顔パック前の洗顔や、ローションをしっかりとつけておくことも忘れないようにしましょう。
また、顔パックを肌にのせるときには、力を入れずに肌にのせた方が、ムラやよれができにくくなります。鼻から目の周り、口の順でのせていくときれいにフィットしやすいでしょう。浮いている部分はパックの効果が得にくいので注意して下さい。
袋に残った美容液や、使ったあともまだ潤っている状態のパックは、手や首に使用するのがおすすめです。
▼スキンケア紹介
パック前のベースの保湿をする上で、FUJIMI パーソナライズスキンケア シーズナルローション&エマルジョンをご紹介。フェイスマスクと同様、リラックスできるよう香りにこだわっているため、至福のスキンケア時間が味わえます。
【特徴】
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FUJIMI パーソナライズフェイスマスクは3つのアロマで待ち時間も癒される
FUJIMI パーソナライズフェイスマスクは、美容分析を通して選ばれた第1美容液と第2美容液を使用直前に混ぜ合わせて使用します。完成したばかりの新鮮なパックを使用できるのが大きな魅力です。
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夜のリラックスタイムや、一日のやる気を高めるための朝の時間におすすめです。
ぜひ一度、美容分析からあなたにぴったりのフェイスマスクをチェックしてみてください。
【監修者】
吉岡容子
高梨医院 院長
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として勤務しています。
※監修医師は特定の商品を推奨しているわけではございません