ソイプロテインのデメリットを解説!植物性たんぱく質はどんな人におすすめ? 

健康や美容のためにプロテインを飲み始めようと考えている方は多いはずです。

プロテインには種類がありますが、初心者の方はどれを選ぶか迷ってしまいがちです。各種のデメリットを知ってから選びたいという方もいるでしょう。

本記事では、ソイプロテインの基本的な知識とデメリットを解説し、そのうえでソイプロテインの摂取をおすすめしたい人を紹介しています。

最後まで読めば、自分にソイプロテインが合っているかがわかるようになるでしょう。ソイプロテインが気になっている方は、ぜひ参考にして下さい。

ソイプロテインとは大豆が原料のプロテイン 

ソイプロテインの原料は、日本人に馴染みが深い大豆です。大豆は、「畑のお肉」と呼ばれるほど植物性たんぱく質や必須アミノ酸が豊富です。ソイプロテインは吸収速度がゆっくりで、腹持ちがいいのが特徴です。

くわえて大豆はビタミン、ミネラル、食物繊維をバランス良く摂取できる、たいへん優秀な食材です。女性ホルモンに似た働きが期待できるイソフラボンが多く含まれており、ホルモンバランスの乱れに悩む女性にも注目されています。

ソイプロテインの3つのデメリット

栄養たっぷりの大豆を原料としたソイプロテインですが、デメリットも存在します。主なデメリットは以下の3つです。

  1. 消化されるまでに時間がかかる
  2. 大豆独特の風味がある
  3. 大豆アレルギーの人には向かない

それぞれのデメリットに関して詳しく解説するので、自分にとって何が重要かをチェックしてみましょう。

1.ソイプロテインは消化されるまでに時間がかかる

ソイプロテインはアミノ酸結合が多く、消化に時間がかかります。ダイエット中の方にとっては、ゆっくり吸収された方が腹持ちもよく、メリットといえますが、トレーニングをしたあと、速やかに筋肉の修復をしたい場合は、ホエイプロテインが適しています。

また、胃腸が弱っている方には、長時間の消化吸収が内臓の負担となってしまう場合があります。

2. ソイプロテインには大豆独特の風味がある

ソイプロテインには、大豆ペプチドが持つ苦味や大豆特有の風味があるため、味が苦手と感じる場合もあるでしょう。

また、ほかのプロテインと比べると、溶けにくくダマができやすい傾向があります。飲んだときにも粉っぽさを感じやすいかもしれません。

しかし、なかには粉っぽさをカバーして美味しく飲めるよう工夫されている商品もあります。気になる方は、溶けやすさにこだわったものや、好みのフレーバーがついているものを選びましょう。

3. ソイプロテインは大豆アレルギーの人には向かない 

大豆アレルギーは、大豆のたんぱく質にカラダが過剰反応を示して症状が表れます。そのため、大豆アレルギーの方は、大豆を原料としているソイプロテインは飲んではいけません。

大豆アレルギーの方は、ソイプロテインのほかに、豆腐や納豆、きなこ、豆乳などの大豆製品にも注意する必要があります。

大豆アレルギーの主な症状はこちらです。

  • かゆみ
  • のどのイガイガ
  • じんましん
  • かゆみ
  • まれにアナフィラキシーショックを起こす場合もある

症状の出方には個人差があります。また、すべての大豆製品で症状が出るとも限りません。ほかの大豆製品は食べられても、ソイプロテインで症状が出てしまうケースもあります。アレルギー検査を行い、自分の体質に合ったプロテインを選びましょう。

女性に人気?ソイプロテインがおすすめの人

ここまでソイプロテインのデメリットを紹介してきましたが、たくさんのメリットもあります。以下のような条件に当てはまる人は、ソイプロテインの利点を感じやすく、おすすめできるでしょう。

  • 女性
  • 普段から運動をする人・しない人
  • 植物性たんぱく質を摂りたい人
  • 牛乳でお腹の調子が悪くなりやすい人
  • 脂質摂取量が気になる人

それぞれ詳しく解説していきます。

女性におすすめ

ソイプロテインには、イソフラボンが豊富に含まれています。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするといわれています。

イソフラボンは、女性ホルモンが減少する更年期の女性やホルモンバランスの乱れに悩んでいる女性におすすめと言えるでしょう。

また、ソイプロテインは腹持ちがいいので、ダイエットをしている方にもおすすめです。もちろん、男性が飲んでも問題はありません。

普段から運動をする人・しない人両方におすすめ

普段から運動をしていないのにプロテインを飲んでもいいのか、疑問に思う方もいるでしょう。実はソイプロテインは、普段から運動をしない人にもおすすめです。

たんぱく質は運動をしている人だけに必要なものではありません。特に以下のような人はたんぱく質不足に注意する必要があります。

  • 少食な人
  • 炭水化物好きの人
  • ダイエット中の人

食事からあまりたんぱく質を摂れていない方は、プロテインでたんぱく質を摂取するのもひとつの方法です。しかしプロテインにもカロリーがあるので、運動せずに通常の食事にプラスすると、体重が増えてしまう可能性があります。

ソイプロテインならば、吸収がゆっくりで腹持ちがいいため、食事の食べすぎや間食を防止しやすくなります。運動をしていない人でも、手軽にプロテインを取り入れられるでしょう。

運動をしていて、効率よくたんぱく質を摂取したい方には、ホエイプロテインもおすすめです。ホエイプロテインが気になる方は、ぜひ下記の記事をチェックしてみて下さい。

fujimi.me

植物性たんぱく質を摂りたい人におすすめ

ソイプロテインは、植物性たんぱく質を摂りたい人におすすめです。

植物性たんぱく質には、代謝を上げるナトリウムやカリウムが豊富です。

さらに、サポニンやイソフラボンといった、抗酸化作用を促進させ、ホルモンのバランスを保つ成分も含まれています。

脂質摂取量が気になる人におすすめ

脂質の摂取量が気になる人は、ソイプロテインがおすすめです。ソイプロテインは、製造する際に大豆に含まれる油脂が絞られるので、ホエイプロテインに比べて脂質が抑えられています。

脂質が抑えられている分、カロリーも低くなっています。

牛乳でお腹の調子が悪くなりやすい人におすすめ

ホエイプロテインには、乳糖と呼ばれる糖質が含まれており、乳糖不耐症の人が摂取するとお腹がゴロゴロしたり、お腹を下したりしてしまうことがあります。

ソイプロテインには乳糖が含まれていないので、乳糖不耐症の人でも問題なく摂取できます。牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる人は、乳糖不耐症の可能性を考慮しつつプロテインの種類を選びましょう。

まとめ

ソイプロテインのデメリットは、消化するまでに時間がかかることや、苦味や大豆特有の風味があること、大豆アレルギーの人は飲めないことなどが挙げられます。

しかし、女性や脂質の摂取量が気になる人、乳糖不耐症の人、植物性たんぱく質を摂取したい人にはおすすめのプロテインです。

FUJIMI パーソナライズプロテインは、自分のライフスタイルや食事、運動量に関する分析結果を元に必要な栄養素や成分を配合してくれるプロテインです。約20問の分析の回答の結果をもとに、理想のカラダを目指すために必要な栄養素や美容成分を配合したプロテインをご提案します。

たんぱく質は1回分に約20g含まれ、ホエイとソイのバランスもカラダ分析の結果によって変わります。
プロテインを初めて購入される方でも、迷わず自分に合ったたんぱく質と栄養成分が入ったプロテインを選べるのがFUJIMI最大の特徴です。

例えば、健康を重視したい場合は乳酸菌や食物繊維など体内環境にうれしい成分を、美容を重視したい場合はヒアルロン酸やセラミド、リコピンなどキレイをサポートする美容成分を配合してくれます。

それだけでなく、食生活・睡眠・運動のうちどの要素が不足しているか生活習慣に関するアドバイスや、栄養状態の分析も行うので毎日のライフスタイルを見直すきっかけにもなります。

ぜひ、まずはカラダ分析をしてあなたにぴったりなプロテインをチェックしてみてください。

【監修者】

北嶋佳奈

大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。

2019年に株式会社Sunny and設立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。

所有資格:管理栄養士