プロテインの意味や飲む理由とは?たんぱく質の基本情報と推奨量を詳しく解説

プロテインという言葉は知っていても、その具体的な意味を知らない方は意外と多いかもしれません。何となく飲むのではなく、プロテインはカラダにどのような役割があるのかを知っておくことが大切です。

この記事では、そもそもプロテインにはどのような意味があるのかわかりやすく解説します。さらに、1日当たりの摂取量やプロテインを飲む意味なども紹介するので、プロテインを取り入れるときの参考にして下さい。

まだプロテインを飲んだことがない方はもちろん、すでに飲んでいる方にも役立つ知識を紹介します。

プロテインは日本語で「たんぱく質」という意味

「プロテイン(protein)」は日本語に訳すと「たんぱく質」です。プロテインと聞くと粉末状の商品をイメージするかもしれませんが、言葉自体は本来「たんぱく質」を意味します。

ただし日本では、プロテインという言葉はたんぱく質を意味するよりも、手軽にたんぱく質を摂れる食品をさすことが多い傾向にあります。

たんぱく質は肉・魚・卵・大豆製品など、さまざまな食材に含まれており、市販のプロテインに頼らなくても摂取できるものです。

たんぱく質の基本情報

プロテインを飲む意味を知るために、まずはたんぱく質にはどのような役割があるのか、不足するとどうなるのかを理解しましょう。大切な栄養素であるたんぱく質のことを知って、ぜひお役立て下さい。

たんぱく質にはカラダを作る役割がある

たんぱく質は炭水化物や脂質とともに「エネルギー産生栄養素」のひとつであり、カラダにとって欠かせない栄養素です。

臓器・筋肉・皮膚・毛髪を作る材料となるほか、ホルモンや酵素の調整といった幅広い役割を持っています。

たんぱく質が不足することによるカラダへの影響とは

たんぱく質は生命維持に優先して使われるため、不足すると美容面でダメージを受けやすくなります。

具体的な影響として挙げられるのは、例えば筋肉量や肌ツヤの減少、髪のトラブルなどが生じる可能性です。爪に筋が入る、もろくなるといったことも、たんぱく質不足のサインです。

健康的なカラダを目指すなら、たんぱく質が不足しないように適量摂取することが大切だといえます。

たんぱく質の1日当たりの推奨摂取量

たんぱく質の1日当たりの推奨摂取量は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(※)」によって示されています。

男性の場合18〜64歳は65g、女性の場合18歳以上は50gが推奨量です。さらに、妊娠中の方は中期に5g、後期に25g、授乳中の方は20gを加算します。

なお「FUJIMI パーソナルプロテイン」は、1袋を1回分として約20gのたんぱく質を配合しています。たんぱく質量の計算がしやすいため、日常生活にも取り入れやすくなっています。

(※)出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

摂取量は体格や運動量によって人それぞれ

男女別のたんぱく質の推奨量の目安は前述のとおりですが、性別のほか運動習慣の有無や運動量によっても必要な量は変わってきます。体格が大きい方や筋力トレーニングをしている方は、前述の推奨量よりも多くのたんぱく質が必要です。

必要なたんぱく質の量は運動量によって異なりますが、体重1kg当たり1.2〜2.0gのたんぱく質が目安とされています。

たんぱく質が多く含まれる食品をチェック

たんぱく質は食事から摂ることを基本として、不足分をプロテインで補いましょう。

文部科学省による「日本食品標準成分表2020年版(八訂)(※)」から、たんぱく質を多く含む食品の例を紹介するので、ぜひ毎日の食事で取り入れてみて下さい。

分類

可食部100g当たりのたんぱく質含有量

肉類

ささみ(24.6g)、豚もも肉(22.1g)、牛もも肉(21.2g)

魚介類

うるめいわし/丸干し(45.0g)、カツオ(25.8g)、マグロ(24.8g)

大豆製品

納豆(16.6g)

乳製品

パルメザンチーズ(44.0g)、プロセスチーズ(22.7g)

全卵(12.2g)

たんぱく質は一度の食事でまとめて摂るのではなく、3食バランスよく摂りましょう。

(※)出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

たんぱく質は食事からも摂取できるのにプロテインを飲む意味とは?

ここまで説明したとおり、プロテインという言葉の本来の意味はたんぱく質であり、たんぱく質はさまざまな食材に含まれているため、食事から摂取するのが基本です。それなのに市販のプロテインを飲む意味があるのか、疑問に思うかもしれません。

市販されているプロテインを飲む意味とは、「たんぱく質を効率的に摂取するため」だといえます。例えば、運動をする方が食事だけで必要量のたんぱく質を補給することは大変ですが、プロテインを使用すると手軽に不足分を補えます。

また、どうしても食事が摂れないときや、忙しくて食事が不規則になるときなどにもプロテインを活用すれば、効率的にたんぱく質が摂取できます。

プロテインを飲むときには種類にも注目

プロテインを日常生活に取り入れるなら、プロテインの種類に注目して選びましょう。プロテインの主な種類は、ホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインの3つです。

ホエイプロテインとカゼインプロテインは、牛乳を原材料とした動物性たんぱく質でアミノ酸を豊富に含んでいます。

ホエイプロテインは1〜2時間で体内に吸収されるため、起床時や筋力トレーニング後など素早くたんぱく質を吸収したいときにおすすめです。一方、カゼインプロテインは体内にゆっくり吸収されるため、就寝前の摂取や空腹対策に向いています。

また、ソイプロテインは、大豆を原材料とした植物性たんぱく質です。脂肪分が抑えられているうえに6〜7時間かけて吸収するので、ダイエット時の空腹対策などに活用できます。

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質は、体内に吸収する速度とアミノ酸のバランスが異なります。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の両方が配合された商品も販売されているため、両方を同時に摂取したい場合は選択肢に入れるといいでしょう。

まとめ

プロテインはたんぱく質の意味であり、カラダに欠かせない栄養素です。たんぱく質は食事からの摂取が基本ですが、必要なたんぱく質をすべて食事で摂ることが難しいときは、上手に市販のプロテインを活用しましょう。

また、せっかくプロテインを飲み始めるなら、配合されているたんぱく質の種類にも注目してみて下さい。

「FUJIMI パーソナライズプロテイン」はホエイプロテインとソイプロテインの2種類を、独自のカラダ分析の結果に合わせて一人ひとりの理想のカラダに合わせてバランスよく配合をするので、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質が一度に摂れるところが魅力です。

また、FUJIMIにはたんぱく質が一回分にしっかり約20g含まれているので、毎日のたんぱく質補給にぴったりです。

さらにFUJIMIはたんぱく質に加えて、一人ひとりにあったビタミンや乳酸菌などの栄養成分も配合してお届けします。日々不足しやすい栄養素を手軽に摂るために、ぜひ日頃の食事の補助としてご活用下さい。

どのようなプロテインを選ぼうか迷っている方は、ぜひFUJIMIのカラダ分析にお答えいただき、一人ひとりにあわせた配合割合でお届けするプロテインを試してみてはいかがでしょうか。

【監修者】

北嶋佳奈

大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。

2019年に株式会社Sunny and設立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。

所有資格:管理栄養士