ファスティングを終えた後に食べる「回復食」。しかし、「回復食には何を食べたらいいんだろう?」「どんな食材を選べばいいんだろう?」と迷う方は多くいらっしゃいます。
ファスティングは、ダイエットだけでなく、消化器官をきちんと休ませ、身体をスッキリ整えることも目的の一つです。
そのためには、ファスティング後の回復食が非常に重要になります。
回復食をおろそかにすると、胃腸に負担をかけてしまい、かえってリバウンドの原因になることもあると言われています。
この記事では、ファスティング後の回復食について、その目的から具体的なポイント、おすすめのレシピまで詳しく解説します。回復食を正しく理解し、ファスティングを成功に導きましょう!
回復食とは?
回復食とは、ファスティング期間中に休ませた消化器官を、通常の食事に段階的に慣れさせるための食事です。ファスティング中は、固形物を取らないことが多く胃腸がほとんど休んでいる状態です。そこにいきなり通常の食事を摂ってしまうと、胃腸に大きな負担がかかってしまいます。
回復食期間を設けることで、消化器官をゆっくりと起こすことができ、ファスティングでリセットされた体を良い状態に保つことができます。
回復食で気をつけるポイントは?
回復食期間は、ファスティングを行った期間と同じか、それ以上の時間をかけるのが理想だと言われています。この期間に意識すべきポイントをいくつかご紹介します。
準備食と同じく「まごわや(さ)しい」を意識!
回復食でも、準備食と同様に「まごわや(さ)しい」の食材を意識して取り入れましょう。これらの食材は、栄養価が高く消化にも優しいため、回復期の体にとって理想的とされています。
ただし、「さ」に当たるお魚は動物性タンパク質が豊富なため、比較的消化に時間がかかることから、回復食としてはあまり推奨されていません。
植物性タンパク質が豊富な豆類や、食物繊維を多く含む海藻類、きのこ類、野菜を中心にすることで、消化器官に負担をかけずに栄養を補給できるためおすすめです。
- ま:豆類(豆腐、納豆、味噌など)
- ご:ごま(ごま、ナッツ類など)
- わ:わかめ(海藻類全般)
- や:野菜(旬の野菜、色の濃い野菜など)
- し:しいたけ(きのこ類全般)
- い:いも類(じゃがいも、さつまいもなど)
「消化に良いこと」が重要
回復食では、消化に良いものを選ぶことが最も重要です。ファスティングによって休めた消化器官をゆっくりと起こすために、消化に時間のかかる肉類や揚げ物、乳製品などは避けるべきとされています。
おかゆやうどん、柔らかく煮込んだ野菜、豆腐などを少量ずつ、ゆっくりとよく噛んで食べることを心がけましょう。
回復食で避けるべきものは?
ファスティングで味覚が敏感になっているため、濃い味付けや刺激の強い香辛料は避けましょう。塩分や油分の多い食事は、回復途中の胃腸に大きな負担をかける可能性があります。
薄味を基本とし、だしの旨味を活かした優しい味付けを心がけてください。
唐辛子やニンニク、ショウガなどの刺激が強い香辛料も、回復食期間中は控えるのが賢明です。
FUJIMI ファスティングセットなら回復食に迷わない!
「回復食、何を食べたらいいか本当に迷う!」という方には、FUJIMI ファスティングセットがおすすめです。FUJIMI ファスティングセットには、ファスティング期間の置き換えに使用するプロテインだけでなく、ファスティング本番日の翌日に食べる「ファスティングスープ」と「ファスティング粥」までセットになっています。
スプーンで切れるほど柔らかく煮込んだ玉ねぎスープと、タカキビ入りでぷちぷち食感が楽しい「五分づき米」を使用したお粥が、ファスティングを終えた身体に優しくしみわたります。
本番日を終えた後に、自分で回復食を考える手間が省けるので、初心者の方にもお勧めです。迷うことなく回復食期間を乗り切りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
回復食におすすめのレシピ3選
ここでは、ファスティング後の体に優しく、栄養もきちんと摂れる回復食におすすめのレシピを3つご紹介します。
1. たまごうどん
消化に良く、手軽に作れるうどんです。
卵を加えることで、良質なタンパク質も一緒に補給できます。
材料:
- うどん:1玉
- 水:300ml
- 卵:1個
- 醤油:小さじ2
- みりん:小さじ1
- 和風だし:小さじ1
- 刻みネギ:少量(お好みで)
作り方:
- 鍋に水、醤油、みりん、和風だしを入れ温め、沸騰したらうどんを入れて表示よりも1分短く加熱します。
- 弱火にし、溶き卵を入れてたまごがお好みの固さになるまで加熱します。
- お好みで刻みネギを散らして完成!
2. 湯豆腐鍋
シンプルで消化に優しく、野菜もたっぷり摂れるので回復食にぴったりです。
材料:
- 絹ごし豆腐:1丁
- 水:400ml
- 和風だし:小さじ1
- お好みのお野菜
- 白菜、水菜、しいたけ、長ねぎなどがおすすめ
- 刻みネギ:少量(お好みで)
作り方:
- 豆腐は食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水と和風だしを入れ、温めます。
- 豆腐とお好みのお野菜を入れ、温まるまで煮れば完成!
3. 和風野菜スープ
様々な野菜の栄養を効率よく摂れるスープです。
材料:
- 水:300ml
- 和風だし:小さじ1/2
- 醤油:小さじ1
- みりん:小さじ1
- 塩:少々
- 大根:5cmくらい
- にんじん:1/2本
- キャベツ:1/4個
- しめじ:1/4株
作り方:
- 大根、にんじん、キャベツは薄切りまたは千切りにします。しめじは石づきを取り、ほぐします。
- 鍋に水、調味料と切った野菜、しめじを入れ、野菜が柔らかくなるまで煮れば完成!
まとめ
ファスティング後の回復食期間は、ファスティングを終えた身体を労るためにとても重要な期間です。
回復食には、準備食と同様に「まごわや(さ)しい」食材を意識し、胃腸に優しい食事を心がけましょう。
なお、途中でご紹介したFUJIMIファスティングセットのように、回復食がセットになっているものも上手に活用しながら、無理なくファスティング後のケアを進めてくださいね。